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● もうすぐはーるですねぇ


みなさんコンニチワ。鹿乃シャモアです。
早いものでもうすぐ3月! 3月になると地域に差はあれど、
なんとなく春の訪れを感じますね。窓を開ければ、ほら……って雪ふっとる!

さて、この時期になると嫌なのが花粉症。自分は結構酷い方で、
いつでもどこでもクシュンクシュンとクシャミばっかりで集中力もガタ落ち……。

百害あって一利もないもんだ、と思っていた花粉症なんですが、
先日、『仏蘭西少女』のシナリオを読んでいたところ、つい目頭が熱くなって
しまうシーンに遭遇しましてですね。しばらく机から顔を上げられない
状態になっていたところにタイミング悪く急な呼び出しがっ!

顔を拭うのもこっぱずかしかったのでそのまま対応すると、
当然の如く、どうかしたのか、と聞かれたワケです。
「な、泣いてなんかないわよっ! 目にゴミが入っただけなんだからっ!」
と、金髪ツンデレ美少女よろしく言い放ちたかったのをグッと堪え、
「シナリオを読んでて……」だなんてバカ正直に言えるはずもなく、
結局、「いやぁ花粉症が酷くて!」と、もっともらしいコトを言って難を
乗り切りました。「花粉症でよかった」なんて思うのはコレが最初で最後でしょうね。

そんなこんなで開発室はもう徹頭徹尾『仏蘭西少女』な日々です。
現在は発売に先駆け4月頃公開を目指している体験版に向けて日々着々と
猛烈に進行中です! ホワイトボード&壁一面に貼られたフローチャートが
夢に出てくる日もそう遠くはないでしょう!
(悲しいけど、これ、チャート全部じゃないのね……)

……で、大変長らくお待たせしている『皇涼子のBitchな1日』の
追加シナリオなんですが……。まだ出来てません! 本当にごめんなさい!
本日公開のWebラジオ第10回『中目黒わくわくモンキーパーク』
三ツ矢ディレクターがその理由に関して大胆にぶっちゃけてますので、
気になる方はチェックしてみてください。新入りのボクがおいそれとは口に
出せないようなコトを……。ええ、ピー音たっぷりでブチまけてますのでっ!

ちなみに今回のWebラジオゲストは『SEXFRIEND』妙子先生役、
また、『仏蘭西少女』では舞子役を務める海原エレナさんです!
当ラジオに初出演とは思えない落ち着きっぷりで超ステキッ!
更に次回は『女郎蜘蛛』『仏蘭西少女』の両作品に登場する
超個性派キャラ、中畑伊佐治役の一条和矢さんをお迎えする予定です!
本番中に生卵を飲んでいただけることを期待しつつ、詳しくはWebラジオにてっ!

以上、今週のスタッフルームはこれにてっ。
それではー。


2009/02/27

● 丸谷秀人のつぶやき千里・第13回


突然ですが、『仏蘭西少女』に炬燵は出てこない。
そして昔、私の家には炬燵があった。

 それは古式ゆかしい掘り炬燵で、使わない時はぽっかり開いた穴になっていた。
というよりは使った記憶がほとんどない。
おそらく私が生まれてからはほとんど使われた事がなかったのだろうと思う。
その証拠に、幼稚園の頃、友達の家や従兄弟の家に遊びに行くと必ずあった炬燵をひどく珍しいものに思っていた記憶がある。
畳敷きの部屋の中、そこだけが異世界へ続く口のように異様だった。
小さかった私には恐ろしく深い穴に見えた。
いや、それとも、常日頃は板で塞がれていた、かもしれない。
小さな子供がいるのに、床に穴が開いた状態になっているというのもなんだか変だ。
記憶に鮮明に残っているものは、始終あったような気がするものだから、おそらく塞がっている事の方が多かったのだろう。

 私の頼りない記憶によれば、人が落ちても平気なように、深さ1メートルくらいの所で――いや、小さかった私が出入り出来たのだろうから、せいぜい50センチくらいだったのだろうが――格子状に組まれた木組みで出来たもので穴はふさがれていた。
私はその穴によく入り込んでいた気がする。
いや、これもまた、記憶に残っているからよく入り込んでいた気がするだけで、たまたま開いていた時に入っただけかもしれない。
 なぜそんな事をしたのかは覚えていないが、なんとなく心が落ち着くのが好きだったのかもしれない。
理由はどうあれ、一般的に子供は狭い場所や人目につかない所に行きたがるもので、私もそういうありきたりの子供だったわけだ。
 穴に入り木組みの上に座り込んで上を見上げると、見慣れている筈の世界は穴に縁取られた不思議なものに変わった。
母や母方の叔母や祖母が私を捜している声が聞こえる事もあった気がする。
始終穴に入っていたのなら、すぐ探しに来る筈で、だとすれば、穴は日頃は塞がれ、たまたま開いていただけだったのかもしれない。

 おそらく、そんな事が何度もあったからだろうか、それとも、別の理由からだったのか。
いつしか掘り炬燵は畳で塞がれてしまうようになった。
それは私が幼稚園に上がる前の事だったような気がするが、しかとは思い出せない。
兎に角、ある時から私は、そこに炬燵がある事すらほとんど忘れて暮らすようになった。
昔の家を部屋を思い出しても、どこに炬燵があったのかを思い出せない。
そうやって私は何かを次々と忘れて、今に生きている。

そうだ……書いていたら思い出した。
私は炬燵が出ている時に、その中に入るのが好きだったのだ。
炬燵の熱源から出る赤い色に染め上げられた穴の中は不思議な感じで、その光の中に座っているのが私は好きだった。
だとすれば、私が炬燵の中に入るのは主に炬燵が出ている冬だったのだ。
そうでない時の記憶は、おそらく、たまたま開いていた時に入り込んだのだろう。
つまり私がちいさかった頃、冬、家では炬燵が使われていたという事だ。
だとすれば、炬燵が塞がれた原因は私だったのかもしれない。
炬燵の電熱器に触って火傷でもされたら、という考えだったのだろう。

ああ、なんだかいろいろな事が思い出されて来た。
古い家の間取りや庭の様子なんかまで、よみがえって来た。
こんなに頼りない記憶力なのに、結構いろいろ覚えているものだ。
たまには思い出すのもいいですな。
昔の事をあれこれ思い出すのは年を取った証拠かもしれないですが。

そんな年寄りに『仏蘭西少女』の収録はなかなかハードだ。
朝の十時半から夜の二十時までの音声収録立ち会いとかいったいなんの荒行デスカ? もちろん、声を出しているのは声優さんで、私はただ聞いているだけなのだが、実は聞いてるだけというのも年寄りには結構大変だったりするのです。
長時間集中して聞き続けていると、精神がすりきれていく感じがするし、腹は減るし、睡魔は容赦なく襲ってくるし、台本を読んでると目は痛くなる。
実際、以前、あるゲームの音声収録が終わった時に計測してみたら、体重が5K減っていた事がありました。
音声収録ダイエットっていけるかもしれません。
そんな過酷な音声収録の時に炬燵があればいいかもしれない。
炬燵に入りながら音声収録をするというのは結構癒しではないだろうか?
 みかんでも剥きながら立ち会えば、身も心もあったまりいい感じかも。
いや、睡魔が猛威をふるうだけか。
それに、炬燵に入ってシリアスな台詞を聞いても身が入らなそうな気もする……ううむ。
だめか。

 シリアスに炬燵は似合わない、ような気がするというのは偏見なのだろうが、『仏蘭西少女』の世界には、やっぱり炬燵が似合わない気がする。
室町時代以前から炬燵はあったらしいから出てきても歴史的には間違っていないし、赤外線を熱源にした電気炬燵が登場したのは1956年で、それ以前は練炭が使われていたそうだから、練炭の炬燵ならいいわけだが、政重と香純が炬燵に入って夕飯食ったり、少女が炬燵でぬくぬくしているのを想像するとシリアス感に欠けるのだ。

あー、でも、少女と政重が炬燵でいちゃいちゃするのはありかもしれない。
ドテラとか着せてもかわいいかも!

「うふ。ごしゅじんさま、あたたかい、です」

とか言うのもほのぼのとしていい感じかも。
結構イケルかも!
伊佐治にも炬燵が似合いそうだ 

「子爵! 炬燵はいいねぇ! 炬燵の起源を知ってるかね? 炬燵は禅宗の僧侶が中国からもたらした行火(あんか)が起源と言われているンだ」

………。

やはり『仏蘭西少女』に炬燵が登場しなくて正解だったようだ。


2009/02/20

● 長らくお待たせしています。

明日はバレンタイン!
今日は13日の金曜日

みなさまこんにちは、初めての方ははじめまして、
ホワイトデーに3倍返ししてもらったことなど無いモモコです。

今年は土曜日がバレンタインなんで、チョコの売れ行きがイマイチだそうですね。
しかぁし! ストーンヘッズ的にバレンタインと言えば……
そう、『皇涼子のBitchな1日』の追加シナリオ
なん、Death、ガ!

まだ出来てません!
ごめんなさい!!

今にして思い返してみると、どうも今回のラジオ収録が終わってから、
日に日に三ツ矢Dの表情が味わい深いものになってたような気がします。

開発室的には最終素材を今か今かと待ち構えておりまして、
差し替え素材が来しだい組み込める状態で手ぐすね引いていますので、
楽しみにしてくれている方々には本当に申し訳ないですが、
もう少ぉぉぉぉしだけお待ち下さい!

もちろん我々開発室のメンバーは待ってるだけじゃないですよ!
一方で『仏蘭西少女』の体験版に向けてガツガツ作業中です。

今現在恐らく一番プレッシャーがかかっていると思われるのがプログラマー。
なぜかと言いいますと、
例えば絵やシナリオ・演出は体験版部分だけカンペキならOKですが、
プログラムはそうは問屋が卸さない。

プログラマーは建築で例えるなら基礎工事、
「体験版部分だけ」という理屈は通じにくいんです。

体験版といえども当然製品版に近いものが求められるので、
例えばゲーム中の10%が体験版に収録されていたとしても、
プログラムだけは、ほぼ完成形に近い形まで持っていかないといけない。

ま、逆にみんなより一足早く落ち着けるのもプログラマーなんですが、
今そんなことを言っても大して慰めにはなりませんね。

そんな『仏蘭西少女』の体験版の公開は、4月頃を予定しています。
具体的なことが分かり次第このHP上でアナウンスしますので、
今後もチェックを忘れずに!

あ! 明日の2月14日Webラジオの方でもまた何かやるそうです!
気になる方は日付が変わったらラジオのページにGo!

というわけで、久々なのでちょっと調子がつかめないモモコでした!
ではまた!


2009/02/13

● もうすぐバレンタインデーですね

早いものでもう2月……。2月のイベントといえばバレンタインデー。
今年は逆チョコが流行っているらしいのですが、常日頃金銭的に
困窮している(石鹸で髪を洗う程度に)私には市販品を買うなどという
選択肢はないわけで……。そうなるとやはり手作り。
「認知してやるから孕ませてくれ!」
と唾を飛ばしながらまくし立てた後、
「5分だけ! 目を瞑って5分だけジッとしてて!」
と言い放ち、遺伝子をプレゼント。
やりました! これで和姦成立です!
既製品には無い愛情。手作りから子作りへ……。
どうもこんにちわ、罪作り担当の鹿乃シャモアです。

ここ最近は仏蘭西少女のサンプルボイスをバシバシ公開させていただいてます!
先週は香純伊佐治。 今週は舞子子才を公開しました。
収録もがんがん進んでまして、先日は、上海帰りの舞子とお付きの超二枚目野郎
子才(ツーサイ)が中国語を喋る場面が出てきました。初の中国語収録ということで
少し不安だったんですが、あがってきた音声を聴いて嗚呼吃驚!
一言でいうと「中国語すぎる……」といった感じでしょうか。
日本人の僕にはさっぱり意味がわかりません。それぐらい本格的な中国です!
(ゲーム内ではちゃんと意味わかるようになりますんでご安心を)
兎に角ぅぅ、かなり! とても! イイ感じです! ボクの後ろの初めてを貰って下さいっ!

あと、以前からお伝えしていた『皇涼子のBitchな1日』の追加シナリオ(無料)。
『中目黒わくわくモンキーパーク』で三ツ矢ディレクターが「1月中には!」
なんて言ってましたが、諸般の事情がありまして、いつの間にか『お年玉企画』
から『バレンタイン企画』へと呼び名が変わっていたりします(変わっても無料)。
ディレクターに事情を聞いたところ、「旧正月合わせだ!」と潔い返事を
もらいました。(だけど今年の旧正月は1月26日みたいですよ、ディレクター……)
しかし! 嘆くことなかれ。キリヤマ隊長の気合たるや凄まじく、今回は原画から
塗りと、イチから総てを担当。音声もバッチリ収録でクオリティは折紙付き!
来週公開(予定!)ですのでもう少々お待ちください!(もちろん無料)

と、そんな感じで今週のスタッフルームはこれにて。
それでは〜。


2009/02/06